山梨肺癌研究会会誌 第16巻2号 072-076(2003)
I期肺癌に対する定位放射線治療による放射線肺炎重症度の因子による検討
田中史穂、大西 洋、栗山健吾、小宮山貴史
萬利乃寛、加藤 聡、荒木 力
論文要旨
目的:当科におけるI期肺癌に対する定位放射線治療による放射線肺炎のrisk factorを検討した。方法:当院にて定位放射線治療を行ったI期の肺癌患者患者37名(男:女=28:9)。年齢は65〜92歳。Performance status WHO分類3以上は治療対象から除外した。腫瘍径は10〜48mm。組織は扁平上皮癌が11名、腺癌が22名。照射方法はCT一体型治療装置にてset upし、患者白身による呼吸停止下にて治療を行った。これらの症例で年齢、性別、腫瘍径、腫瘍の位置、PS、呼吸機能、肺気腫の有無、喫煙歴について放射線肺炎との因果関係について検討した。結果:女性と肺側よりに位置する症例で放射線肺炎が重症化しやすかっだ。
key words : stereotactic irradiation, radiahon pneumonitis, risk factor
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